一般内科|内田クリニック|平塚市 内科 消化器内科 血管外科 在宅診療

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一般内科

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内科診療

内科診療

一般的な呼吸器疾患(咽頭痛、鼻炎、咳、喘息や肺炎、インフルエンザなどの発熱疾患)、生活習慣関連疾患(高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満等)、消化器科疾患(肝胆すい臓疾患、食道、胃、小腸、大腸疾患等)、循環器血液疾患(貧血、不整脈、狭心症、心不全等)、そのほか頭痛、めまい、認知症、腎泌尿器疾患、甲状腺疾患、骨粗鬆症などの内科一般の診察を行います。

咳

咳は、診療所を受診する方の主訴の中で最も頻度が高い症状です。咳とは本来、気道内の異物を排除するために必要な生体防御反応です。従って咳を治療する際には、まず発症機序から喀痰を伴う湿性咳嗽と伴わない乾性咳嗽に分けて考えます。また持続期間から発症3週間以内の急性咳嗽、3~8週間の遷延性咳嗽、8週間以上持続する慢性咳嗽に分けて考えます。例えば急性咳嗽で最も多い疾患はいわゆるかぜ症候群で、咳のほかにも鼻水、鼻づまり、軽度の咽頭痛や微熱を伴うことが多くその原因の9割以上がウイルスによるものです。治療は症状に応じた対症療法が中心となります。これに高熱や関節痛などの全身症状を認める場合はインフルエンザなどを検査キットで鑑別、また乾性咳嗽の持続ならばマイコプラズマ肺炎、一方湿性、膿性の喀痰を認める場合は細菌性肺炎などを考慮して胸部レントゲン検査や血液検査を施行します。遷延性咳嗽にはかぜ症候群後の遷延性咳嗽や、咳のみが持続する咳喘息やアトピー咳嗽などがあります。咳喘息は30%前後が気管支喘息に移行することがありますのでしっかりと治療しておく必要があります。慢性咳嗽は気管支拡張症や副鼻腔炎が原因である後鼻漏性咳嗽や逆流性食道炎に伴う咳嗽、或いは降圧薬などの薬物によるもの、他に肺癌などの悪性腫瘍、結核などの感染症といった様々な病態が考えられます。いずれも最初の問診が重要です。咳症状が持続するような場合は一度ご相談してください。

高血圧

高血圧

高血圧は本態性高血圧と二次性高血圧があります。本態性高血圧は食生活、特に塩分の過剰摂取や嗜好(喫煙・飲酒)過多、肥満、運動不足や精神的なストレス、遺伝的体質などの要因が重なって引き起こされると考えられています。また二次性高血圧は甲状腺や副腎などの内分泌疾患が原因で起こるもの、睡眠時無呼吸症候群から発症するものがあります。高血圧は脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)や心臓病(冠動脈疾患、心肥大、心不全など)腎臓病、大血管疾患などの原因疾患です。高血圧ガイドライン2019年版では、診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭内血圧で135/85mmHg以上が高血圧と定義されています。一方で正常血圧は120/80mmHg未満とも定義されています。健康診断で高血圧を指摘されたり、様々な施設で血圧を測定し高血圧を指摘されたりした場合は是非一度ご相談ください。また家庭内でも血圧を測定できるように血圧計を購入されることをお勧めします。なるべく上腕に巻いて使用するものが良いでしょう。家庭内では一日2回、起床後1時間以内の朝食前の血圧と就寝前の血圧測定をお願いしています。原則2回測定してその平均値を記載してください。受診時にご持参いただけますと診断の重要な参考となりますので宜しくお願いします。また当院では夜間のいびきや無呼吸などから難治性の高血圧を来たす睡眠時無呼吸症候群の簡易検査も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

脂質異常症

脂質異常症とは血液中の脂質であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)やトリグリセライド(中性脂肪)の血中濃度が異常をきたす疾患です。これら余分な脂質は、動脈壁に沈着して血管壁を硬く内腔を狭くするアテローム硬化(動脈粥状硬化)を引き起こします。特にLDLコレステロールの増加は心筋梗塞などの虚血性心疾患による死亡率と密接な相関があることが知られています。悪玉といわれる由縁です。この脂質の沈着はさらに高血圧によって促進されます。一方HDLコレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らす作用があります。そのため善玉と呼ばれています。脂質異常症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。LDLコレステロール値は140mg/dl以上では高LDLコレステロール血症となります。原因としてまず食事中の飽和脂肪酸の過剰摂取があげられます。飽和脂肪酸は肉の脂身やバター、ラードなどに含まれます。また食事中のコレステロールも摂取しすぎるとLDLは高くなります。これらは鶏卵の黄身や魚卵などに多く含まれます。摂取しすぎている場合は食べる量を控えましょう。また中性脂肪の高値は甘いもの、飲酒、油脂、糖質の過剰摂取があります。さらにHDLコレステロール低値は肥満、喫煙、運動不足が要因といわれています。適切な食事量と運動療法を心掛けてください。これでも改善しなければ薬物療法が必要となります。

糖尿病

糖尿病

人体を構成する細胞のエネルギー源となるのがブドウ糖です。糖尿病はこのブドウ糖の濃度(血糖値)が多くなりすぎる病気です。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れて血糖値を下げる役割を果たしています。しかし、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまいます。このようにして発症した糖尿病はしばしば高血圧や脂質異常症を合併し血管を傷害して動脈硬化を惹き起こしてきます。特に脳や心臓の血管に障害をきたすと糖尿病大血管症である脳卒中や心筋梗塞を発症します。また眼の網膜や腎臓、神経を傷害して糖尿病の三大合併症である糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害を引き起こします。進行すると失明や人工透析、下肢の壊疽など生命のクオリティーが著しく低下する状態となります。糖尿病の一般的な症状は、のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなどの症状があります。しかし初期は無症状なことも多く、症状が出た時には糖尿病が進行していることもあります。糖尿病の診断は空腹時血糖値で126mg/dl、もしくは随時血糖で200mg/dl、あるいは糖化ヘモグロビン(HbA1c)が6.5%以上で糖尿病の可能性が高くなりますので会社の健康診断などで指摘を受けた際には、必ず受診してください。治療の基本はまず厳格な食事療法と運動療法です。効果が得られない場合は薬物療法となります。

メタボリック症候群

メタボリック症候群

最近、健康診断でよく耳にする症候群です。内臓肥満に高血圧、脂質異常症、高血糖が合併することで心臓病や脳卒中になりやすくなる症候群です。日本人の死因で多い心臓病や脳卒中はいずれも動脈硬化が原因です。動脈硬化の危険因子は先ほどから説明した、高血圧、脂質異常症、糖尿病、と喫煙や肥満があります。いずれも生活習慣病と呼ばれる疾患群に相当します。診断基準は男性で腹囲85cm以上、女性で腹囲90cm以上の方でかつ血圧、血糖、脂質の基準値より2項目以上が外れるとメタボリック症候群に該当します。従って単なる腹囲が外れただけでは該当しません。メタボリック症候群は心血管病発症のリスクが高まるため、健康診断や特定健診で指摘を受けましたら是非一度受診してください。

骨粗鬆症

骨粗鬆症

加齢や薬の副作用などによって骨密度が低下する病気です。女性ホルモンの分泌低下が、発症に相関します。当院ではレントゲン検査を用いて15分ほどで診断が可能です。骨粗鬆症を放置していると椎骨の圧迫骨折や些細な転倒でも大腿骨などを骨折してしまうことがありますので40代以降の女性の方は早めの骨密度検査をお勧めします。骨粗鬆症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。薬物療法、食事療法、運動療法を行いながら、骨密度を高めましょう。